ドーナツと誠意

たまには思い出したいことたち

うまいもの

眼鏡をかけるのは嫌いだけど、ブルーライトカットの眼鏡を買った。デスクワークに加えて、自宅でもひたすらスマホ画面を眺める日々なので、何となく目の健康に気を遣ってみた。何となく、疲れにくいような気がする。

もう似合う似合わないなんて気にするか、好きなものを身につけるんだ、と開き直っておそらく似合っていない深緑の丸め・大きめの眼鏡にした。

 

 

わたしの不調を気にしてくれる友達と、ご飯に出かけた。ちょうど不調がひどいときに約束をしていたのを一度キャンセルしてもらっていた。

しんどい日々を改善しようと、とにかく楽しいことをしまくって自分を癒すことだけ考えるために、一人ではわりと出かけたりしていたので、キャンセルしたのを申し訳ない気持ちで過ごしていた。ご飯の約束を果たして解放されて少し楽になった。

それとは関係なく、昔から"約束"した人に会いに向かっている時間中になぜか憂鬱な気分になってしまう。

 

今回ご飯に行った友達から「鉄は体で作ることのできない成分だから、摂取しないとだめだよ。野菜とかよりも肉をもっと食べた方がいいんじゃない?」というアドバイスを受けて、個人的に本当に目から鱗だった。

健康=野菜だと思っていた。もちろんバランスの良い食事として肉も必要なのは分かっていたけど、とにかく今のわたしには野菜なんだとばかり思っていた。肉を食べて精をつけるという発想がなぜかなかった。それも偏見の塊であるわたしならではの思考だ。

 

人に会うのに結構な労力が必要で、最近は特に仲の良い人にも会いたくなかったけれど、こんな何気ない人との会話が自分の偏見を打ち砕いてくれるんだよと、思い知らされた気分だった。

頭でぐるぐる考えていることの大抵は"結局、人生は人との関わりだ"に落ち着くので、きちんと目を向けようと思った。

ずっと出来るだけ広い世界を見ていたい。

 

何にしたって、いつ何時もうまいものはうまくて、それだけでいくらか元気になれる。